８４時間の乾燥を経て、ようやく岡山県産枝付ピオーネレーズン完成しました。
５訂日本食品標準成分表によると、ぶどうの水分率は83.5%、干しぶどうの水分率は14.5%。今回は４９０gのピオーネだったので、水分以外が80.85gになる計算で、それを干しぶどうの比率にしたときに水分は15.22g、合計96.07g。これをゴールに設定してたんだけど、まぁ枝部分もあるしこのくらいで良しとしよう。
お味は、レーズンが基本なんだけど、後味近くの酸味がパンチ効いてて、とてもよろしい。今回は市販ぶどう原価（ｋｇあたり９４２円）でｋｇあたり４３１７円で出来た。市場での相場は１房３００円までくらいだろうから、農家で作ればｋｇあたり２８０３円で出来そう。国産枝付き干しぶどうがだいたい売価でｋｇあたり10,000円から20,000円。これに光熱費（節約のため天日干しを最初にしておくとかなり削減できそう）と袋、脱酸素剤、詰め賃や作業代を足してもｋｇあたり3000円くらいかな。これに利益４割のせても一次卸に１．５割、最終販売者に３．５割で約１００００円で勝負できる。形や大きさ、色の不揃いなものなど、農家は加工してみてはいかがだろうか。
明日、宮くんに見せてみよう。