今日はところてん製造日なのですが、朝から化学の実験。商品パッケージのすみっこに賞味期限を印字する機械があるんだけど、”賞味期限”の活字が潰れ気味で読みにくなってしまいました。買ったら1個5,000円プラス送料とかなので、自作のための実験。
東急ハンズ謹製エッチング液と真鍮板。レーザープリンターで賞味期限の文字を反転して印刷しました。
真鍮板に押し付けて、ダイソーのネイルリムーバーをかけてこする。主成分はアセトンで、レーザープリンターのトナーが紙から浮いて真鍮板に転写されます。トナーと溶剤の相性があり、ほかにもマジックマーカーなどいろんな溶剤で試しては失敗しました。
用紙:Fujifilm 画彩 マット仕上げ ファイングレード
プリンタ:NEC MultiWriter 5750C (詰め替え互換トナー)
溶剤:ダイソー Nail Color Remover
ネイルリムーバーが揮発したころ、水をかけながら紙を剥がす、というかゆっくり溶かしながら除去する。
賞味期限プレートが完成。このトナーが乗ったところ以外がエッチング液で腐食され、最終的に文字がのこり、活字になるのだ。ちなみに裏は黒マジックで塗りつぶし。
やっぱりダイソーのタッパにエッチング液と水を1:1で割り、投入。瞬間湯沸器のお湯で湯煎40度程度を維持2時間。
出来上がり。残ったトナーをネイルリムーバーで除去。
圧倒的じゃないか、わが軍は。完璧な、表札が出来ました。エッチング液の濃さと温度、時間で、どれくらい深い字に出来るか、さらに調整が必要ですが、これは楽しい。
お分かりだろうか。これで印字すると、結局”賞味期限”が鏡文字になってしまうことを。反転しなけりゃよかった。本番で間違わないための調べだと思えば、まぁいいか。
追記:出来た。