商品を撮影するときは、かっきりくっきりした影が出ると奇妙な現実感?で素人臭くなるので、太陽の光と同じ、広くて平行な光源が必要なのです。
これまでは蛍光灯に拡散の為の生地を張っていたのですが、思い立って定常光(蛍光灯)のボックスライトを自作しました。
改造するのは、そのへんにあった蛍光灯です。
分解すると、傘の部分がネジ2本で止めてあるのがわかります。この傘の部分を、ボックスに置き換えるとRIFAのようなものが出来ると考えました。朝3時に。
イメージを定着させ、展開図に開き、組み立て手順を確認し、展開図を修正。
材料は、そのへんにあったプラダン。プラスチックで出来たダンボール構造の素材で、引越し屋さんが壁の養生に使ったりするアレ。縦方向の強度が強く、横方向には簡単に折れ、養生テープでしっかり付くくせに粘着を残さず剥がれ、なおかつ光を通す、という、最適な素材です。手元に2種類の色の物があり、ディフューザーの役目が出来る範囲でより透明な物を投光面に、白い物を構造材に使うことにします。展開図を見本に、現物合わせ・現物合わせアンド現物合わせで切り出す。
内側にアルミホイルをセロハンテープで貼る。ちなみにセロハンテープはセロファン(セルロース)で出来ているので、ビニールみたいに溶けたりしません。今回は蛍光灯なので溶ける温度にもなりませんが。
本体へネジ2本で止めたあとは、全体を養生テープで組み立てます。失敗してもやり直しが効くのでペタペタ進み、完成です。2個出来た。
プラダンの構造的に、投光面に縦方向の壁がありグリッドというかエッグクレートの役目をしていたりしていなかったり。
片側からライトを当てて、反対側と手前にレフ板。
こんな感じ。ホコリ払っとけばよかった。