キルン!

ロリータで有名な、炉、を、買っちゃいました。電気炉。自演乙。
陶芸とか、七宝とかだと分かりやすいけど。
1、家庭用100vで使用でき
2、最高温度が、700度(ガラスの徐冷)でなく、1000度(ガラスの変形、また、陶芸の低温の釉薬が溶ける温度)までイケル窯
3,月々のおこづかいの範囲
の窯を、yahooオークションで落としましたのです。
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宮城県からやってきました。
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燃える男の、赤い。。。
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そこそこのお皿サイズならなんとかなるかな?実際は小鉢くらいでしょうけど。10時間20時間、火を入れてると、電気代がアレになるので、趣味というか実験炉っていう感じです。
とんぼ玉をはじめましたが、徐冷の方法(パーライトに突っ込む)に疑問があったのです。どう考えても、表面から冷めてゆくので、全体の均一な冷却にならず、ゆがみが残り、常温まで冷めても一週間後とかにいつかパッカリ割れてしまうという問題。(ガラスは冷えると体積が減るので、表面から冷めると、中のほうが冷めるときは表面が突っ張る感じ?になるのです。)というわけで、海外では徐冷、アニーリングともいいますが、それをしないと製品として認められない風潮もあるみたいで。今回の電気炉は、トンボ玉の徐冷窯としての意味がひとつ。
今回入手した炉(笑)は、温度設定が手動なんだけど、これをプログラミングできるようにしてしまおうかなと。キルンワークといって、ガラス板からガラスの器を作るには、それなりの型の上にガラス板を置いて、溶ける温度まで上昇−>溶けたら急冷−>硬度が均一になるまで徐冷−>さます、っていう複雑な温度変化を、半日から1日がかりでするわけです。(というのが、ガラス、というのは液体で、冷えてもガラス化(!)しているだけで結晶化してないのです。古い小学校のガラス窓は下のほうが厚くなってるし。)急激な温度変化と緩慢な温度変化を駆使してガラス細工はできるのです。温度変化を時間で調節できるようになると、複雑な造形が可能になるのさ。


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