けつねうどん(きつねうどん)

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けつねうどんを作るよ!麺も揚げもだしも全部1から作ります。
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中力粉200g、水94g、塩12g。塩水を作っておきます。(だいたい12ボーメ)今日は讃岐うどんを作ります。普通のうどんと讃岐うどんの違いは、寝かしの時間。
普通のうどんは、水回し・練り>寝かし1時間>菊ねり>寝かし10-30分>のし・切り
讃岐のうどんは、水回し>寝かし1-3時間>練り>寝かし1時間>のし・切り
と、最初の寝かしで十分水を粉に含ませるのと、練った後の寝かしでグルテンを形成する時間で、コシの強いうどんになるのだ。
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4回くらいに分けて、水回し。最後の最後まで練らずに、粉全体に水を含ませるのだ。
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なんとなく丸めて、ビニール袋に入れて寝かし3時間以上。冬だから長めに寝かします。
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寝かしている間に、だしを用意します。羅臼耳切り落とし昆布、大分産香信椎茸、冷凍削りたて鰹本枯節。
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1.5リットルの水に50グラムほど昆布・椎茸を浸け置き。羅臼昆布は、だしが黄色くなってちょっと濁るものの、がつんと旨いだしが採れます。今日は冬場・半日しかないのですが、1日おくともっとだしがでます。
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寝かしたうどん生地は、表面がつるつるになっています。
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製麺機の最大幅4mmで圧延、2つ折、圧延を繰り返します。
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丸めてビニール袋へ、再度寝かします。
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昆布と椎茸を浸けた水を火にかけ、沸騰したらかつお節50g投入。10分以上ぐらぐらと煮ます。
このかつお節は、呉のかつお節屋さんに頼んで、特別に削ってもらっています。本荒節と本枯節があって、これは本枯節。八丁堀の和食酒家あんべぇさんでは、この本荒節と本枯節のブレンドと利尻産昆布で、旨味と香りを最大限引き出してもらっています。
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だしが出来たら、揚げを煮付けるぜ。今日は京あげと、なんだか揚げと厚揚げの間くらいのうまそうな揚げを2種類贅沢に煮付けるぜ。なんと3回も湯でこぼして、油抜き。油を抜いたほうが、だしをよく含むのさ。
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小皿を落し蓋にして、だし200gに砂糖60グラムでじっくり炊いて、最後に30gのうすくち醤油を加えて水気をとばして完成。ちょっと汁気を残しておくと、あげが冷める過程で吸い込んでいいかんじに。
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うちの製麺機は細麺カッターしかついてないので、今日は呉名物細うどんになりました。
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3分湯掻いて、冷水で締め、ちょいとあたためて完成。
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うどん屋で出る揚げは、どん兵衛の揚げに比べて薄くて残念なかんじが多いのよね。出来合いを買ってきてるのか?関東の揚げは薄く、関西は厚い、という話を聞いて、作ってみた次第です。


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